(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日に5月ISM製造業景気指数が市場予想を下回る結果となったことを受け、米国NYダウが下落した流れを継いで、本日の日経平均株価は前日比220円安の38,702円で取引を開始しました。また、5月ISM製造業指数による、米国景気の減速懸念から米国長期金利は低下し、円高・米ドル安が進みました。このことが重石となり、日経平均株価は前日比173円安の38,749円で午前の取引を終えました。午後に入ると、10年国債入札の結果を受けて国内長期金利が低下したことから、日経平均株価は下げ渋り、前日比85円安の38,837円で本日の取引を終えました。前日に型式指定の認証不正が報じられた自動車株では、本田技研工業が前日比2.23%下落しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国で4月雇用動態調査(JOLTS)が発表されます。7日(金)発表予定の米国雇用統計と併せて、労働市場の動向を確認するための重要統計の一つとして注目されます。日本国内では、5日(水)発表予定の4月毎月勤労統計が、実質賃金の動向を見るうえで注目が集まりそうです。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

ご投資にあたっての注意点