(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日の日経平均株価は前日比137円高の39,175円で取引を開始しました。前日、米国で5月NY連銀消費者調査で1年先インフレ期待が3.2%と前月から0.1%ポイント低下したことが市場の安心感を誘い、目先のインフレ鈍化への期待から、相対的に高PERの半導体株で構成されるフィラデルフィア半導体株指数が上昇しました。この流れを受けて、国内市場でも値がさ株の東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体株が市場をけん引し、一時は前日比298円高の39,336円まで上げ幅を広げる場面もありました。
しかし、米国の連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を前に、結果を見極めたいとの思惑が強まったことから積極的に上値を追う展開とはならず、高値を付けた後は徐々に上げ幅を縮小し、日経平均株価は前日比96円高の39,134円で本日の取引を終了しました。東証プライムの売買代金は3兆5,423億円で、前日から増加はしたものの引き続き低水準でした。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日から米国にてFOMCが開催されます。今回はメンバーの政策金利見通しを示すドットチャートも公表されることから、今後の見通しに変化があるのか、日本時間で13日未明の結果公表が注目されます。
(野村證券投資情報部 秋山 渉)