(注)画像はイメージです。

本日の動き

米国財務省は、半期ごとに公表する外国為替政策報告書で、「監視リスト」に日本を1年ぶりに加えました。日本政府・日銀が新たな為替介入を実施しにくくなるとの思惑が浮上し、円安が進行しました。円安が日本株の追い風となりながらも、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が8営業日ぶりに反落した流れを受けて、本日の日経平均株価は前日比24円安の38,608円で取引を開始しました。その後も終日にわたって日経平均株価は新規の材料に欠き方向感なく前日終値付近での推移を続け、大引けでは前日比36円安の38,596円と4営業日ぶりの反落となりました。米国での半導体株やハイテク株下落の流れを受けて、ソフトバンクグループが前日比-3.14%、アドバンテストは同-0.87%、レーザーテック同-1.05%などハイテク株の下落が重石となりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日は米国で6月S&PグローバルPMIの速報値と5月中古住宅販売件数が、ユーロ圏では6月HCOBユーロ圏PMIの速報値がそれぞれ発表される予定です。

(野村證券投資情報部 神谷和男)

ご投資にあたっての注意点