(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

前週末の米国株式主要3指数は、NYダウが前日比+0.03%、S&P500は同ー0.15% 、ナスダック総合は同ー0.18%となりました。21日に発表された6月S&PグローバルPMIは製造業、サービス業ともに市場予想を上回る内容でした。景気の底堅さが示されNYダウは小幅上昇となった一方で、高値警戒感からフィラデルフィア半導体株(SOX)指数は前日比ー1.27%となるなどハイテク株では下げが目立ち、S&P500やナスダック総合は小幅に下落しました。米ドル円相場は日本時間21日15時の1米ドル=158円90銭台から米ドル高円安が進行し、159円70銭前後(日本時間24日7時)で推移しています。

相場の注目点

4月後半以降、日経平均株価は概ね38,000円~39,000円のレンジでの推移を続けています。本日は、米国ハイテク株安を受け、日本の半導体関連株は下値を試し、日本株の重石となると想定される一方で、進行する米ドル高円安が輸出関連株の追い風となり、株価の下支えとなるか注目されます。

本日のイベント

8:50に、6月日銀金融政策決定会合における主な意見が公表されます。円安に対する評価や追加利上げに向けた姿勢、国債購入減額ペースに関する議論など7月会合に向けた利上げ観測再燃につながるような意見の有無が、米ドル円相場にどう影響するのか注意したいと思います。

(投資情報部 神谷 和男)

(注)データは日本時間2024年6月24日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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