(注)画像はイメージです。

本日の動き

昨日の米国市場は、独立記念日の祝日で休場でした。欧州市場では、フランスなどの財政問題を巡る過度な懸念が後退したことが株式市場の支えとなり、主要国の株価は軒並み上昇しました。この流れを受け、本日の日経平均株価は前日比95円高の41,009円で取引を開始しました。主力株の上昇を背景に日経平均株価は寄り付き直後に一時前日比200円近く上昇し41,100円台を付け、取引時間中の最高値である3月22日の41,087円を一時上回りました。外国為替市場では、本日夜発表の米国雇用統計が弱い内容になり、日米の金利差が縮小するとの市場の見方が広がりました。これを受け、12時台には一時160円50銭台まで円高米ドル安が進みました。日経平均株価は後場から一転し下げに転じ、連日の大幅な上昇を受けた利益確定のような動きもみられ、一時前日比166円安となりました。その後は下げ幅を縮小させ、大引けでは前日比1円安の40,912円となり、本日の取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日米国では6月の雇用統計が発表されます。また来週9日(火)はパウエルFRB議長の半期議会証言が予定されているほか、11日(木)は6月米消費者物価指数が発表されます。当面は、FRB高官の発言や経済統計の結果から、FRBによる利下げ開始時期を見極める展開が続きそうです。​

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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