(注)画像はイメージです。

本日の動き

前週末、米国で発表された8月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が市場予想を上回ったことで、米国景気への不安が和らぎ、米国株式市場では主要3指数が揃って上昇しました。本日の日経平均株価は前週末に大幅高した反動から前週末比198円安の37,863円で寄り付いたものの、米国株高を好感して一時は上昇に転じました。しかし為替市場で円高・米ドル安が進んだことで日経平均株価は上値を抑えられました。その後再度下落に転じ、前週末比15円安の38,047円で午前の取引を終了しました。午後に入ると、21日(木)に米国で雇用統計の年次改定値が公表されるにあたり、過去の統計値が大幅な下方修正となるとの観測が一部で伝わり、145円台前半まで円高・米ドル安が進みました。急速な円高に歩調を合わせるように、日経平均株価は取引時間終了間際まで下げ幅を拡げ続け、結局、前週末比674円安の37,388円で本日の取引を終了しました。個別銘柄では、カナダのコンビニエンスストア大手企業から買収提案を受けたと報じられたセブン&アイ・ホールディングスがストップ高の前週末比+22.71%と逆行高しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国でウォラーFRB(米連邦準備理事会)理事が講演を行います。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演(23日)を前に、FRB高官がどのような発言をするのか、注目されます。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

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