(注)画像はイメージです。

本日の動き

昨日米国で発表された経済指標が堅調であったことから、米国経済のソフトランディング期待が高まりました。米国債券市場では10年国債利回りが3.64%に上昇し、本日日本株市場寄り付き時点の為替は1米ドル=142円00銭前後と、前日15時台から1円以上円安に推移しました。日経平均株価は前日比342円高の36,546円で始まり、寄り付き直後は輸出関連企業を中心に上昇し、上げ幅は一時前日比471円高となりました。その後、上げ幅を縮小させ、本日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を見極めたいと様子見の姿勢が広がりました。外国為替市場は取引時間中を通しておおむね円高米ドル安に推移し、日経平均株価は一時下げに転じる場面もありました。その後再度上昇に転じ、大引けは前日比176円高の36,380円となり3営業日ぶりに反発しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日(日本時間の19日(木)午前3時)に、FOMCの結果発表が予定されています。FRB(米連邦準備理事会)は4年半ぶりとなる利下げを決める見通しで、金融市場の最大の関心事となっています。利下げ幅が0.25%ポイントか0.50%ポイントのいずれの結果であっても、相場は大きく動く可能性があります。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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