(注)画像はイメージです。

本日の動き

9月末の配当権利落ち日にあたる本日の日経平均株価は、前日比182円高の39,108円と続伸して取引を開始しました。前日の米国株式市場では、半導体需要の強さは続くとの観測からフィラデルフィア半導体株指数は前日比+3.46%と大幅に上昇しました。その流れを引き継ぎ、東京エレクトロンなど半導体関連株の上昇や、1米ドル=145円台へと進行する円安が株価指数を押し上げました。午後に入り、自民党総裁選の1回目の投票で金融引き締めに否定的な見解を掲げる高市候補が獲得票数トップになった事が伝わると、決選投票を前に市場は円安、株高、債券高(利回り低下)の反応を示しました。日経平均株価は前日に1,055円上昇しており、急速な上昇への警戒はあるものの引けにかけては一段高となり、前日比903円高の39,829円と2日続伸して本日の高値で取引を終えました。終値で39,000円台を回復したのは、7月31日以来約2ヶ月ぶりです。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国では8月の個人消費支出・所得統計が発表されます。FRBが注視するPCEコアデフレーターに注目が集まります。

(野村證券投資情報部 神谷 和男)

ご投資にあたっての注意点