(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日、米国で発表された9月のISMサービス業景気指数は市場予想を上回り、米国景気の底堅さが確認されました。FRB(米連邦準備理事会)による積極的な利下げ観測が後退したことで米国金利が上昇し、ニューヨーク外国為替市場では1米ドル=146円台後半まで円安米ドル高が進みました。これを受けて、本日の日経平均株価は前日比42円高の38,594円で取引を開始しました。その後、円安進行は一服したものの、値がさ株のファーストリテイリングやアドバンテストの上昇が寄与し、日経平均株価は前日比180円高の38,732円で午前の取引を終えました。午後に入って、今晩発表される米国の9月雇用統計を前に様子見姿勢が拡がり、東京外国為替市場で米ドル円が円高方向に進んだことを受けて、日経平均株価は上げ幅を縮小しました。米ドル円が一時1米ドル=146円を割り込み、日経平均株価は下落に転じる場面もありましたが、引け間際に米ドル円が146円台を回復したのに伴って再度上昇に転じ、結局、前日比83円高の38,635円で本日の取引を終了しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国で9月の雇用統計が発表されます。FRBによる今後の利下げペースを見極める上で、労働市場の動向は重要な指標となることから、注目が集まります。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

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