(注)画像はイメージです。

本日の動き

4日(金)に9月米国雇用統計が発表され、雇用の力強さが示されました。米国株式市場では、主要3指数は揃って上昇し、次回11月FOMC(米連邦公開市場委員会)での0.5%ポイントの利下げ観測が後退したことで、米国10年国債の利回りが上昇(価格は下落)しました。外国為替市場では、本日朝9時ごろ1米ドル=148円60銭前後と、前週末17時時点と比べ2円以上円安米ドル高に推移しました。

日経平均株価は前週末比604円高の39,239円と大幅続伸で始まりました。米国金利上昇を受け日本の長期金利も上昇したことで、業種別では利ざやや運用収益の改善が期待される銀行や保険の株価が上昇しました。中国の景気刺激策を受け、日本株の取引き時間中は香港株式市場も続伸して推移したことも投資家心理を下支えしました。大引けは前週末比697円高の39,332円となり、3営業日続伸となりました。またTOPIXでは、総裁選のあった27日の高値を一時越えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

日本では8日(火)に8月の毎月勤労統計、10日(木)に生活意識に関するアンケート調査が発表されます。日銀が引き締め姿勢を維持できるかを占ううえで、賃金及び物価の基調に注目です。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点