(注)画像はイメージです。
本日の動き
前日の米国株式市場主要3指数は揃って小幅に反落となりました。上振れとなったCPI(消費者物価指数)と雇用環境悪化を示した週間新規失業保険申請件数、FRB高官のタカ派的な発言が株式市場の重石となりました。米国長期金利は低下し、外国為替市場では本日朝9時ごろ1米ドル=148円70銭台と前日の15:00時点の149円10銭台からわずかに円高で推移しました。
本日の日経平均株価は前日比255円高の39,636円で始まりました。ファーストリテイリングが昨日引け後に発表した市場予想を上回る決算が好感され、寄り付きから大幅に上昇し全体をけん引しました。その後は前日の米国株安や円高進行が重石となり日経平均株価は伸び悩みましたが、大引けは前日比224円高の39,605円と3日続伸で取引を終了しました。ファーストリテイリングの終値は前日比6.09%高となり、1銘柄で日経平均株価を277円押し上げました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
日本では18日(金)に9月CPI(全国消費者物価指数)が発表され、日銀の金融政策への影響が注目されます。米国では、17日(木)に9月小売売上高、9月鉱工業生産、18日(金)に9月住宅着工・建設許可件数などが発表されるほか、企業決算の発表が相次ぎます。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)