(注)画像はイメージです。

本日の動き

昨日IMFは世界経済見通しを公表し、米国の成長率見通しを2024年と2025年でいずれも上方修正しました。米国経済の底堅さが意識され、FRBの利下げペースが緩やかになるとの見方から、米国長期金利は高止まりしています。外国為替市場では、本日朝9時頃1米ドル=151円20銭前後と米ドル高円安で推移し、14時台には152円10銭台を付け、7月31日以来約3ヶ月ぶりの米ドル高円安の水準となりました。

本日の日経平均株価は前日比14円安の38,397円で始まりました。円安と米国自動車企業の好決算を背景に自動車関連の銘柄が上昇し、一時上げに転じたものの、日米の政治不透明感があらためて警戒され、下落となりました。IMFが日本の2024年の成長率見通しを引き下げたことも、相場の下押し圧力となりました。終値は前日比307円安の38,104円となり、3営業日続落となりました。個別銘柄では、本日、東京地下鉄(東京メトロ)が東証プライム市場に上場しました。初値は1,630円をつけ、終値は1,739円となり、公開価格の1,200円を大幅に上回りました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

24日(木)日本時間の午前4時ごろIMFの会合で植田日銀総裁の講演が予定されており、最近円安が進む為替相場に言及するか、注目されます。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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