(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日、米国では週間新規失業保険申請件数が発表され、市場予想を下回る結果となりました。また、10月のS&Pグローバル米国サービス業PMI、製造業PMIがともに市場予想を上回ったほか、9月の新築住宅販売件数は直近1年余りで最も高い水準となりました。発表された経済指標は概ね良好で、米国景気の堅調さを示す内容となった一方、米国金利の上昇は一服し、ニューヨーク為替市場では米ドル円が円高方向に進みました。国内では27日(日)の衆議院議員選挙に関して、主要メディアから与党の苦戦が報じられており、円高米ドル安進行と不透明な国内政治情勢への警戒感から、日経平均株価は寄り付きから下落し、下げ幅は一時400円を超えました。その後引けにかけて小動きの展開となり、前日比229円安の37,913円で本日の取引を終了しました。選挙を目前に控えた投資家の様子見姿勢が強まり、東証プライム市場の売買代金は3兆1,579億円と、今年に入って最も低い水準となりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

27日(日)は衆議院議員選挙の投開票日です。読売や日経の世論調査では、与党の苦戦が報じられており、結果に注目が集まります。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

ご投資にあたっての注意点