(注)画像はイメージです。
本日の動き
前日の米国市場ではハイテク株が上昇し、ナスダック総合は約3ヶ月半ぶりに史上最高値を更新しました。さらに、米国引け後のアルファベットの好決算も追い風に、本日の日経平均株価は前日比199円高の39,102円で取引を開始しました。アドバンテストなどの半導体関連株の上昇に押し上げられ、日経平均株価は寄り付き後も上げ幅を広げ、一時前日比514円高となる場面もありました。その後は高値圏で一進一退となり、前日比373円高の39,277円と3日続伸して本日の取引を終えました。東証33業種別では電気・ガス業が前日比+4.35%となりました。前日夜、女川原発2号機が13年ぶりに再稼働を果たしており、他の原子力発電所の再稼働による電力会社の業績改善が期待され、上昇率で業種別のトップとなりました。個別銘柄では、サウジアラビアの投資会議で孫正義会長兼社長が次の大きな一手に向けて数百億ドルを準備していると明らかにした事が材料視され、ソフトバンクグループは前日比+2.92%で3日続伸となりました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日ユーロ圏では、7ー9月期実質GDP速報値、米国では、10月ADP全米雇用レポートや7ー9月期実質GDP速報値、決算発表ではマイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、キャタピラーなどが予定されています。
(野村證券投資情報部 神谷 和男)