(注)画像はイメージです。
本日の動き
前日の米国株式市場では、決算内容が高い市場期待に届かなかったマイクロソフトやメタ・プラットフォームズを中心とするハイテク株が下落しました。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が前日比-2.75%、フィラデルフィア半導体株指数は同-4.01%となりました。この流れを引き継ぎ、日経平均株価は前日比576円安の38,504円で本日の取引をはじめました。前日、一部アナリストにより投資判断が引き下げられた英アーム・ホールディングスを傘下に持つソフトバンクグループや、前日引け後に発表された決算が市場予想に届かなかったレーザーテックが大幅安となり、日経平均株価を押し下げました。本日、米国で発表予定の10月雇用統計や5日(火)の米国大統領選挙を前に積極的な取引が控えられる中、日本株市場は全面安の展開となりました。日経平均株価は引けにかけて下げ幅を拡げ、前日比1,027円安の38,053円で本日の取引を終えました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日、米国で10月雇用統計が発表されます。10月前半は、東海岸での短期的なストライキや大型ハリケーン上陸による災害が発生しており、統計のかく乱要因になるとみられます。結果を受けて、一時的に市場のボラティリティーが高まる可能性があるため、注意が必要です。
(野村證券投資情報部 秋山 渉)