(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

前週末の米国株式市場では、エヌビディアなど半導体株の下落が重石となりましたが、主要3指数は揃って上昇となりました。前週半ば以降、物色の対象はトランプ次期政権の政策を睨み、グロース(成長)株からバリュー(割安)株へと重点を変える流れが見られます。米ドル円レートや米国金利が落ち着いた動きを続けている中、海外主要市場はひとまず落ち着きを取り戻しています。本日は、緊迫化するウクライナ情勢に関するニュースフローに注意しながらも、様子見ムードの高い一日が想定されます。

相場の注目点

日経平均株価は9月20日以降約2ヶ月の間、37,651円から40,257円のレンジでの推移を続けました。前週末の米国株上昇の影響を受け、本日は上昇してのスタートが見込まれます。当面、レンジの下限37,651円を下回ることなくレンジ内での推移を続けるのか、更なる下値を模索する動きとなるか注目されます。

本日のイベント

本日、ドイツで11月Ifo企業景況感指数が発表されます。連立政権の崩壊やトランプ次期政権による関税引き上げへの懸念がドイツの景況感に影響するか注視されます。

(野村證券 投資情報部 神谷和男)

(注)データは日本時間2024年11月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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