(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は、前日比327円高の39,355円で取引を開始しました。21日トランプ大統領は、ソフトバンクグループや米国のオープンAI、オラクルによる自国のAI(人工知能)開発事業への巨額投資を発表しました。この発表による米国のAI関連株の上昇を引き継ぎ、ソフトバンクグループを中心に半導体関連株や、AIデータセンター向けに電線需要が拡大するとの思惑から、電線株などの上昇が目立ちました。トランプ大統領は同日、中国に対する10%の追加関税検討に言及し、早ければ2月1日にも発効する可能性があると述べましたが、市場への影響は限定的となり、日経平均株価は寄り付き後も上げ幅を広げました。1米ドル=155円台後半へと進行する円安も安心材料となり、日経平均株価は前日比618円の39,646円と、本日の高値圏で取引を終えました。3営業日続伸により、前週末比で約1,195円の上昇となり、東証プライム市場の売買代金は、4兆7,106億円と4営業日ぶりに4兆円を上回りました。東証33業種別の騰落率は、電線株が属する非鉄金属が前日比+6.92%で上昇率のトップとなりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国ではジョンソン・エンド・ジョンソン、プロクター・アンド・ギャンブルなどの決算発表が予定されています。

(野村證券投資情報部 神谷 和男)

ご投資にあたっての注意点