(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日寄付前に日本の12月鉱工業生産が発表され、前月比+0.3%の伸びとなりました。電子部品・デバイスが伸長した一方、国内外の新車需要が振るわなかった自動車が減産となりました。
昨日の米主要3指数は揃って上昇し、本日の日経平均株価は前日比60円高の39,574円で始まりました。10時半ごろには米国トランプ大統領が自身のSNSにて、BRICSへの関税を示唆する旨を投稿しました。リスクオフのムードから株価は下げに転じ、外国為替市場では一時1米ドル=153.90円台へ円高となる場面もありました。午後は植田日銀総裁が衆議院予算委員会に出席し、今後の金融政策について答弁しました。植田総裁が「基調的な物価は2%をまだ下回っている」などと語ったと伝わり、早期利上げの思惑が後退したとして、一転米ドル高円安となりました。円安が追い風となり、また昨日引け後に良好な決算内容を発表した中外製薬や野村総合研究所などが上昇し相場を下支えしました。日経平均株価は前日比58円高の39,572円となり、3日続伸し取引を終えました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
来週は、日本では4日(火)に三菱UFJフィナンシャル・グループ、5日(水)にトヨタ自動車などの決算発表が予定されています。米国企業では4日(火)にアルファベット、6日(木)にアマゾン・ドットコムの決算発表があります。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)