(注)画像はイメージです。
本日の動き
トランプ米大統領は3日、カナダとメキシコからの輸入品に対する25%の関税発動を1ヶ月間延期することに同意したと報じられました。関税発動延期が公表されたことを好感し本日の日経平均株価は前日比558円高の39,078円で始まり、一時同672円高となりました。前日に大きく下落した、トヨタ自動車や本田技研工業、マツダなど自動車株の一角が反発し相場を押し上げました。14時頃に一部報道機関が、米国は中国からの輸入品に対する10%の追加関税を予定通り発動し、中国はこれに対し米国から輸入する一部品目への関税賦課などを発表したと報じました。この報道を受け上げ幅は急速に縮小し、中国向けの売上比率が高い企業が下落しました。大引けは前日比278円高の38,798円と反発して引けました。
本日の市場動向
ランキング
本日のチャート
(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
本日も決算発表が相次ぎます。米国ではアルファベットや半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどの決算発表が予定されています。経済指標では、日本では5日(水)に2024年12月毎月勤労統計が発表されます。好調な冬期賞与に伴い1人当たり名目賃金は11月から加速したとみられ、日銀の政策判断にも影響する可能性があります。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)