
(注)画像はイメージです。
海外市場の振り返り
18日の米国株式市場でNYダウとS&P500は反発、ナスダック総合は続伸しました。米10年国債利回りが4.55%台に上昇したことに加え、2月のNAHB住宅市場指数が市場予想以上に悪化したことも重石となり、NYダウは前日終値比マイナス圏で上値の重い推移が続きました。しかし、終盤にかけては買い戻しが強まり、小幅にプラス圏を回復する展開となりました。S&P500は1月23日以来約1ヶ月ぶりに史上最高値を更新しました。ドル円は152円前後で推移しています。
相場の注目点
2025年に入り、連日史上最高値を更新している欧州株の強さが目を引く一方、米国株はやや精彩を欠く状況が続いています。関税引き上げによるインフレ再燃懸念と、FRBが利下げに慎重姿勢になっていることが相場の上値を重くしているとみられます。先週は1月の米消費者物価(CPI)の伸びが加速しインフレ圧力の根強さが示された一方、同月の米小売売上高が前月比-0.9%と市場予想(同-0.2%)を大幅に下回り、利下げ期待が再燃していましたが、貿易摩擦やインフレ再加速への懸念は根強く、現在、市場は年内に少なくとも1回以上の利下げが行われる可能性を8割程度織り込んでいます。本日は1月28-29日開催分のFOMC議事要旨が公表されます。政策調整を急がない姿勢が改めて確認されると予想され、利下げ観測が一段と後退する可能性が注目されます。
日本では本日、高田日銀審議員の講演が予定されています。18日は日経平均が一時300円超上昇するなど日本株は底堅さを保っているものの、日銀の追加利上げ期待を背景とした円高と金利上昇は株価の重石となっています。田村審議員に続いてタカ派的な意向の強まりが示される可能性があり、円高圧力継続に対する警戒感が高まりそうです。
(野村證券 投資情報部 引網 喬子)


(注)データは日本時間2025年2月19日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。