
決算概要:2024年11月-2025年1月期(2025.1期第4四半期)

売上高・EPS実績、売上高会社見通しは市場予想を上回った
米国時間2月26日引け後に、グラフィックスや、AI、データセンター向けなどの半導体の設計・販売を行うエヌビディア(NVDA US)が2024年11月-2025年1月期(2025.1期第4四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を3.4%上回り、EPSは市場予想を5.5%上回りました。
会社の2025年2-4月期売上高見通しは市場予想を上回りました。
ブラックウェルへの需要は驚異的、粗利率は改善へ
ジェンスン・フアンCEOは、(新型AI用半導体製品の)ブラックウェルの需要は「驚異的」である、とコメントしました。よりスマートなAIに対するニーズの高まりに対し、より高い計算能力が必要であるためと説明しています。会社は2024年11月-2025年1月期にブラックウェルを数十億ドル分出荷しました。今後の増産が市場予想を上回る売上高見通しに反映されたと考えられます。粗利率見通しは市場予想を下回りましたが、会社はブラックウェルの増産とともに粗利率は70%台半ばまで回復する、と説明しました。
売上高とEPSの推移


株価は時間外取引でほぼ変わらず
エヌビディアの株価は、前日比3.67%高で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比0.05%高の131.35ドルで推移しています(NY時間18:00)。安価なAIシステムであるディープシークショックの登場による当社製品への需要減少への懸念が和らいだためと考えられます。今後については、2025年3月17~21日開催のAIカンファレンス「GTC 2025」が注目されます。
株価推移 (6ヶ月日足)

(注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。
(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2025年2月26日時点。
(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年11月-2025年1月期(2025/1)。2025年2-4月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG集計による市場予想平均。2025年2-4月期以降の予想は2025年2月25日時点。
(出所)会社発表、LSEGより野村證券投資情報部作成
(文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行)