※画像はイメージです。

※2025年2月27日(木)引け後の情報に基づき作成しています。

日経平均株価、保ち合い下限の37,700~800円前後の水準に注目

今週の日経平均株価は、円高進行に加えて、値がさの半導体関連株が下落したことなどから、軟調に推移しました。約3ヶ月ぶりに3万8,000円台を割り込む場面もありました。

チャート面からこれまでの動きを振り返ってみましょう(図1)。日経平均株価は、1月に一時4万円を回復しましたが、その後は調整となりました。

2月25日に200日移動平均線(2月27日:38,676円)を下放れして、26日には一時37,742円まで下落しました。引き続き、昨年10月24日安値(37,712円)などのある保ち合い下限(37,700~800円前後)の水準で下げ止まるか注目されます。

仮に同水準を下回った場合は、昨年8月安値から12月高値までの上昇幅に対する38.2%押し(黄金分割比率)の水準(ザラバベース:36,867円)や、同50%押し(35,777円)、9月9日安値(35,247円)の水準がさらなる下値メドとして挙げられます。

一方で、調整一巡後に反発となり200日線(2月27日:38,676円)を回復となれば、75日線(同:39,044円)や25日線(同:39,068円)を奪回できるか注目されます。

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(注1)直近値は2025年2月27日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

日経平均、株価が主要な移動平均線を下回る

日経平均株価について、今回は移動平均線に注目してみましょう(図2)。週足の移動平均線は、一定期間の週末の終値を平均したものです。これはその期間における大まかな平均売買コストを示しています。

移動平均線の上に株価がある場合、それはその期間に投資した投資家が平均して評価益を持っていることを意味します。一方で、移動平均線の下に株価がある場合は、投資家が平均して評価損を抱えていることを表しています。

そのため、株価が移動平均線を下回っている時は、回復時に移動平均線(平均コスト)付近で手じまい売りが出やすく、上値が抑えられる傾向があります。

現在、日経平均株価の13・26・52週移動平均線は39,000前後に収束していますが、今年の2月下旬にかけての調整でこれらの水準を下回りました。

特に、52週移動平均線は昨年の9月に二番底を形成した際に下値サポートとして機能しましたが、今回の調整で下抜ける格好になりました。このまま昨年9月下旬以降の保ち合い下限である37,700~37,800円を割り込むと、更なる調整に注意が必要です(図1)。
※下値メドは【日経平均株価、保ち合い下限の37,700~800円前後の水準に注目】の4段落目参照。

とはいえ、これら短期や中期の動きの中でも、2010年代からの超長期的なトレンドは上向きと考えられます(図3)。長期的に投資する方は、冷静に状況を把握することが重要です。調整一巡後に、底入れ後反発となった場合、戻り売りをこなし、主要移動平均線を回復することができるか注目されます(図2)。

(注1)直近値は2025年2月27日。 (注2)日柄は両端を含む。 (注3)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成

(注1)直近値は2025年2月27日。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社、各種資料より野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 岩本 竜太郎)

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ご投資にあたっての注意点