(注)画像はイメージです。

海外市場の振り返り

5日はドイツの次期首相が確実視されているメルツ氏が財政支出拡大方針を示したことから、ドイツを中心にユーロ圏の金利と株価が上昇しました。米国では、経済統計について、2月ADP雇用統計によると民間雇用者数が前月比+7.7万人とブルームバーグ予想の同+14.0万人を下回る一方、2月ISMサービス業景況指数は53.5と、同予想の52.5を上回りました。雇用は減速するもののサービス業の業況は良好との見方が株式市場を下支えした上、ラトニック商務長官がカナダとメキシコに対する妥協案を示すとの報道が株価の追い風となりました。ホワイトハウスの報道官が、USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に準拠した自動車の関税適用を1ヶ月除外すると述べたことで、厳しい関税政策に対する軽減措置への期待が、株価を押し上げ、特にGMの株価は前日比+7.20%、フォードが同+5.81%となりました。FRBが公表したベージュブック(地区連銀経済報告)は、関税やインフレなどの懸念が指摘されたものの、米国株主要3指数は前日までの下げから反発して引けました。

相場の注目点

セブン&アイ・ホールディングスは、非中核事業の大半を米投資ファンドのベインキャピタルに7,000億円超で売却するとの観測が報じられています。昨日、日経平均株価の定期見直しで、三菱倉庫からベイカレントへの入れ替えが発表されました。

本日のイベント

日本では、連合による2025年春闘の要求集計結果が発表されます。海外では、ユーロ圏でECB金融政策理事会があり、市場予想では5会合連続の利下げが予想されています。EU臨時首脳会議も開催されます。また、米国で半導体大手ブロードコムや衣料品を手掛けるギャップなどの企業決算の発表があります。

(野村證券 投資情報部 小髙 貴久)

(注)データは日本時間2025年3月6日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

ご投資にあたっての注意点