(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前日比236円高の37,654円で取引を開始しました。トランプ米政権がカナダとメキシコに対する25%の追加関税について、1ヶ月の猶予期間を設けると発表したことで、関税政策への過度な警戒が和らぎ、前日の米国株主要3指数は揃って反発しました。米国株高の流れを引き継ぎ、日経平均株価は寄り付き後も上げ幅を広げ、一時前日比456円高の37,874円となる場面もありました。しかし、心理的節目の38,000円に接近すると上値は重く、37,700円台での一進一退を続けました。引けにかけては37,000円を挟んでの推移となり、前日比286円高の37,704円と続伸して取引を終了しました。

東証33業種別では、ドイツや日本の防衛費増額観測から欧州地域向けの売上が多い機械株や三菱重工業や川崎重工業、IHIの重工3社が上昇し、これらが属する機械が前日比+3.54%となり業種別上昇率のトップとなりました。 

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、ECB金融政策理事会が開催されます。理事会では0.25%の政策金利の引き下げが有力視されています。米国ではウォラーFRB理事、アトランタ連銀ボスティック総裁の講演が予定されています。

(野村證券投資情報部 神谷 和男)

ご投資にあたっての注意点