
(注)画像はイメージです。
本日の動き
本日日本時間早朝に一部報道機関が、トランプ政権が自動車メーカーの関税の一部免除を検討していると報じました。貿易紛争が激化するとの懸念が和らぎ、本日の日経平均株価は前日比326円高35,194円で始まりました。前日の米ハイテク株高の流れを引き継ぎ値がさの半導体関連株が上昇をけん引した一方、足元で上昇していた陸運業や食料品といった内需関連の株に利益確定の動きも見られ、日経平均株価の上値は限定的となりました。また、日本時間25日に予定されている日米の財務相会合の結果を見極めたいとの思惑も広がり、引けにかけては上げ幅を縮小させました。大引けは前日比170円高の35,039円となり、米トランプ政権の相互関税の発表直前である2025年4月2日以来の、終値での35,000円台を回復し取引を終えました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
日米の企業決算が相次ぎます。本日、日本では中外製薬、富士通、ルネサスエレクトロニクス、米国ではインテル、アルファベットなどが決算発表予定です。経済指標では、米国では3月中古住宅販売件数、ドイツの4月Ifo企業景況感指数が発表されます。そのほか、日本時間25日に予定されている日米の財務相会合の行方にも注目が集まります。
(野村證券投資情報部 清水 奎花)