(注)画像はイメージです。

本日の動き

25日(金)の米ハイテク株高を受け、本日の日経平均株価は前営業日比257円高の35,962円で始まり、寄り付き後には一時36,000円台を回復する場面もありました。個別企業では、信越化学工業が25日(金)の引け後に決算と自社株買いを発表しており、株主還元が好感され一時前営業日比+8.87%となり相場を押し上げました。一方、30日(水)には、赤沢経済財政・再生相とベッセント米財務長官らとの関税を巡る2回目の協議が開かれることから様子見のムードも広がり、また連休前の利益確定の動きもみられ、日経平均株価は徐々に上げ幅を縮めました。大引けは前営業日比134円高の35,839円と、3ヶ月ぶりとなる4営業日続伸で取引を終えました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

今週は日米ともに決算発表が相次ぎます。国内では決算発表にあわせ自社株取得枠を設定する企業が相次いでいます。この流れが続き、決算の内容に加え株主還元が好感されれば市場心理の下支えとなりそうです。米国ではメタ・プラットフォームズやマイクロソフト、アップル、アマゾン・ドットコムといった大型ハイテク企業の決算が注目されます。明日、29日(火)は日本は昭和の日のため休場ですが、米国では4月消費者信頼感指数や3月雇用動態調査の発表が予定されています。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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