(注)画像はイメージです。

本日の動き

2日の日経平均株価は、トランプ大統領の日本に対する強硬な姿勢が重石となり、下落して始まりましたが、TOPIXは一時前日比プラス圏に戻るなど、下げ幅を縮小する値動きとなりました。トランプ大統領は1日、日米の関税交渉について「合意できるか疑わしい」と述べ、7月9日までの交渉期限の延長にも否定的な見方を示しました。さらに関税率の引き上げを示唆したことから、業績悪化への懸念が高まり日経平均株価は続落して寄り付きました。一時は前日比541円安となり、機械や電機などの輸出関連株やテクノロジー関連株が下落した一方、運輸や不動産などの内需セクターが上昇し、株価を下支えました。後場に入り、輸送用機器が上昇に転じたことから日経平均株価は急速に下げ幅を縮め、一時は前日比42円安となりました。しかし値がさの半導体関連株やゲーム関連株の下落が重石となり、日経平均株価の大引けは前日比223円安の39,762円となりました。個別銘柄では、アドバンテストが前日比3.15%安、コナミグループが同6.85%安となり、2銘柄で日経平均株価を142円押し下げました。​

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

2日、米国で6月ADP全米雇用レポートが発表されます。また国内では、第27回参議院議員選挙が3日公示、20日投開票の日程で行われます。

(野村證券投資情報部 松田 知紗)

ご投資にあたっての注意点