
※画像はイメージです。
※2025年8月28日(木)引け後の情報に基づき作成しています。
これまで通り25日移動平均線が下支えとなるか
今週の日経平均株価は、高値圏で一進一退の展開となりました。前週末のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演(8月22日)を受け、米国株は大幅に上昇しましたが、週明けの日本株への影響は限定的でした。その後、トランプ大統領の米FRB理事解任報道や米半導体大手の決算発表といったニュースを消化し、日経平均は横ばい圏での動きとなりました。
では、チャート分析面からみてみましょう。8月19日に史上最高値(ザラバベース:43,876円)をつけましたが、短期的な過熱感から押しが入りました。今年6月以降何度も下支えとなっている上向きの25日移動平均線(図1-①:8月28日:41,998円)が、今回も下値サポートとなるか注目されます。仮に同線を割り込み、さらなる調整となった場合は、心理的フシの40,000円(図1-②)や、75日線(図1-③:8月28日:39,789円)の水準がさらなる下値メドとして挙げられます。

(注1)直近値は2025年8月28日時点。
(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成
一方、今年4月安値を大底とする中長期的な上昇トレンド自体は今後も継続すると考えられます。調整一巡後に反発となる場合は、8月19日高値(図2-④:43,876円)を突破できるかどうかがポイントです。

(注1)直近値は2025年8月28日時点。
(注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。
(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成
(野村證券投資情報部 岩本 竜太郎)
75・200日線ゴールデン・クロスは中期的強気シグナル
日経平均株価は、2025年8月4日に、75日移動平均線が200日移動平均線を上抜くゴールデン・クロス(中期的な強気シグナル、G.C.)が示現しました。2000年以降、75日線と200日線のゴールデン・クロスは合計19回示現(今回が20回目)しています。1年に1回あるかないかの頻度です。

(注)株価は日次終値ベース。直近値は2025年8月22日。
(出所)日本経済新聞社データより野村證券投資情報部作成
G.C.後の株価パフォーマンスを検証すると、平均で18.2%、6ヶ月程度上昇しています(表下部:A)。全くのダマシおよび、ほぼダマシに終わったとみなせる上昇率5%未満のケース9回を除いた残り10回の平均値では、それぞれ33.6%、11ヶ月上昇しています(表下部:B)。
表:75日・200日移動平均線のゴールデン・クロス

(注)直近値は2025年8月22日。
(出所)日本経済新聞社データより野村證券投資情報部作成
今回のケースに当てはめると、8月4日終値(40,290円)から18.2%上昇で47,622円(A)、33.6%上昇で53,827円(B)との試算結果が得られます。8月22日現在、8月4日G.C.後の上昇率は5%を超えてパターン(B)の条件を満たしています。日経平均株価は5万円超えを視野に入れた中期上昇トレンド入りした可能性が高まったと言えそうです。
(野村證券投資情報部 山内 正一郎)