(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は、寄り付きから大きく下落し終日軟調な動きとなりました。19日の米国株式市場におけるハイテク株の下落が日本株式市場の重石となりました。寄り付き前に発表された機械受注統計は、6月の船舶・電力を除く民需のコア受注が前月比3.0%増と持ち直したものの、7-9月期の見通しは前期比4.0%減と、力強さに欠ける結果でした。さらに7月貿易統計速報で、米国向けは自動車輸出が前年同月比28.4%減となるなど不振で、貿易収支総額は1,175億円の赤字と2ヶ月ぶりに赤字に転落しました。米国関税政策への懸念が統計にみられるとの見方が株式市場の重石となりました。後場にかけては大きな材料に乏しく、方向感の定まらない動きが続き、前日比657円安の42,888円で取引を終えました。業種別では東証33業種の騰落ランキング上位は水産、食料、陸運など内需系が上位となり、下落率上位はデータセンター向けケーブルメーカーを含む非鉄やその他製品、情報・通信などこれまでの株価上昇が目立ったセクターが反落しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日米国において、7月FOMC議事要旨が公表される予定です。また、米国小売業の決算発表も予定されており、米国の消費動向も注目されます。

(野村證券投資情報部 笠原 光)

ご投資にあたっての注意点