
(注)画像はイメージです。
本日の動き
17日の日経平均株価は、値がさの半導体関連株の一角が上昇に寄与し、前日比プラス圏で推移する場面もありましたが、TOPIXは終日軟調に推移しました。寄り前に発表された日本の8月貿易統計では、貿易収支が2,425億円の赤字となり、中でも米国向け自動車の輸出額が前年同月比-28.4%と大幅に減少し、トランプ米政権による関税措置の影響が浮き彫りになりました。17日に行われるFOMCの結果公表を控え、足元で上昇していた銘柄が売りに押される中、日経平均株価は反落して始まりました。TOPIXが軟調に推移する一方、半導体関連株の一角が上昇したことで日経平均株価は一時前日比+131円となりました。しかし、45,000円付近では高値警戒感から上値が重くなり、後場にかけて下落に転じ、大引けは前日比-111円の44,790円と5営業日ぶりに反落しました。個別銘柄では、東京エレクトロンが1社で日経平均株価を125円押し上げました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
17日、米国ではFOMCの結果が公表され、併せてパウエル議長の記者会見やFOMCメンバーの経済見通し改定が発表されます。再び利下げ局面入りするとの観測が強まる中、 FRBが先々の利下げに消極的な姿勢を示せば、米国株等にとってはネガティブに作用することが予想されるため注目が集まります。
(野村證券投資情報部 松田 知紗)