
(注)画像はイメージです。
本日の動き
20日の日経平均株価は、米地銀の信用不安を巡る過度な懸念が和らいだことや、自民党の高市総裁が首相に選ばれる公算が大きくなったことから史上初の49,000円台を突破しました。17日に発表された一部米地銀の2025年7〜9月期決算が底堅い結果となり、米国株が上昇した流れを受けて日経平均株価も大幅に上昇して始まりました。投資家心理改善に加えて、日本維新の会の吉村代表が自民党と連立政権の樹立で合意する方針を明らかにし、高市総裁を首相とする新政権の発足見通しが強まったことも追い風となり、日経平均株価は徐々に上げ幅を拡大させました。高市氏の掲げる経済政策への期待から、防衛や核融合関連などの重点政策関連セクターが上昇をけん引し、日経平均株価は前営業日比1,603円高の49,185円で取引を終え、TOPIXとともにこの日の高値で引けました。東証プライム市場では値上がり銘柄数が全体の約9割を占める全面高となり、東証33業種分類すべてが上昇しました。中でも銀行業が前営業日比+4.56%でトップとなり、個別銘柄ではソフトバンクグループが同+8.48%と、上場来高値を更新しました。
本日の市場動向


ランキング

本日のチャート


(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成
今後の注目点
20日、自民党の高市総裁と日本維新の会の吉村代表は午後6時からの会談で、連立政権の合意書に署名する方針です。また21日には臨時国会召集、首相指名選挙が行われます。
(野村證券投資情報部 松田 知紗)