(注)画像はイメージです。

本日の動き

27日の日経平均株価は、米中対立の緩和や高市政権に対する期待から、初めて50,000円を突破し、TOPIXとともに史上最高値を更新しました。10月FOMCでの利下げ期待が継続したことや、米中両政府が26日まで実施していた貿易協議で米国が100%の対中関税発動を見送る方向となったことなどを受けて、日経平均株価は寄り付きから大幅に上昇しました。国内の政局面では報道各社の世論調査で高市政権の支持率が軒並み高水準だったことも追い風となり、日経平均株価は50,000円突破後も堅調に推移しました。日経平均株価の寄与度の高いソフトバンクグループやアドバンテストが大幅に上昇したことに加え、28日に行われるトランプ米大統領と高市首相との日米首脳会談で、防衛費や造船分野での協力について話し合う見通しとなったことも材料視され、防衛や造船関連株も軒並み上昇しました。日経平均株価は前営業日比1,212円高の50,512円で取引を終え、東証プライム市場では値上がり銘柄数が全体の約9割を占める全面高となり、東証33業種分類すべてが上昇しました。個別銘柄ではフジクラが同+7.97%、川崎重工業が同+9.02%となり上場来高値を更新しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

28日には日米首脳会談が行われるほか、国内企業決算発表が序盤戦のピークを迎えます。

(野村證券投資情報部 松田 知紗)

ご投資にあたっての注意点