(注)画像はイメージです。

本日の動き

米国で政府機関閉鎖が解除されたことや円安を追い風に反発し、TOPIXは2日連続で最高値を更新しました。12日に米連邦議会下院で、政府機関閉鎖の解除に向けたつなぎ予算案を採決する見通しとなったことから、日経平均株価は反発して始まりました。外国為替市場で円安が進行したことを追い風に、TOPIXが日通しプラス圏で推移した一方で、高値警戒感からソフトバンクグループやファーストリテイリングなどの値がさ株が下落したことが重石となり、日経平均株価は一時マイナス圏で推移する場面もありました。日本時間昼ごろに、過去最長となった43日間の米政府機関閉鎖が終了したことが伝わった後は一段と円安が進み、日経平均株価は前日比218円高の51,281円と続伸して取引を終えました。業種別では電線株が大幅に上昇したほか、個別銘柄では12日引け後に好決算を発表したエムスリーが前日比+23.47%のストップ高となりました。2025年4-9月期の営業利益が市場予想平均を上回り、製薬会社向け営業支援サービスや医療現場向けのデジタル化支援など主力事業の拡大が好感され、本日の値上がり率トップとなりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

13日米国では、2025年のFOMC投票権を有しているセントルイス連銀のムサレム総裁が講演を行う予定です。また、アプライド・マテリアルズ、ウォルト・ディズニー・カンパニー、メルク等が決算を発表する予定です。

(野村證券投資情報部 松田 知紗)

ご投資にあたっての注意点