
(注)画像はイメージです。
海外市場の振り返り
4日の米国株式市場で、NYダウは小幅安、ナスダック総合とS&P500は小幅高でした。中小型株指数のラッセル2000は0.76%高と堅調でした。
11月29日の週の新規失業保険申請件数と11月22日の週の失業保険継続受給者数がそれぞれ市場予想を下回ったことを受け、米10年国債利回りは4.10%台まで上昇しました。米10年国債利回りは3日に11月ADP全米雇用レポートで民間部門の雇用者数が前月から増加するとの市場予想に反して減少したことから一時4.04%台まで低下していました。
S&P500を構成する11業種では、資本財・サービスやメタバース関連の予算削減を発表したメタ・プラットフォームズの株価が上昇したことなどによりコミュニケーション・サービスが堅調でした。一方、生活必需品やヘルスケアは軟調でした。
本日のイベント
米国では、12月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)や9月個人消費支出・所得統計が発表されます。インフレと消費の動向に注目が集まります。
米国では、本来であれば5日に11月雇用統計が発表される予定でしたが、米連邦政府機関の一部閉鎖の影響により、発表日が12月16日火曜日に延期されています。また、10月雇用統計については、非農業部門雇用者数や賃金などを含む事業所調査は11月雇用統計と同時に12月16日に発表され、失業率などを含む家計調査は10月分は発表されない予定です。
(野村證券 投資情報部 竹綱 宏行)


注)データは日本時間2025年12月5日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。