本日の株式市場

 前週末の米国株式市場では、原油価格の下落が景気敏感株の重石になった一方で、米国債利回りの上昇が小幅だったことからハイテク株は前日比上昇となりました。

 原油価格の下落は、国内市場でも資源関連株の下押し圧力になりました。一方で前週末に比べ円安ドル高に推移したことが自動車関連株の押し上げ要因となり、日経平均株価は前週末比193円高の26,156円で寄り付きました。寄り付き以降は、米国を中心とした金融引き締めによる景気後退を警戒する見方が広がったことや、寄り付きに比べ円高ドル安での推移となったことが相場の重石となりました。指数寄与度の高い半導体関連銘柄が下落したことから、日経平均株価も次第に下げ幅を広げる展開となりました。前引け前には本日の安値となる前週末比442円安の25,520円を付ける場面もありました。

 ただ、午後以降は、米国株価指数先物が小幅高で推移したことなどが投資家心理を支え、引けにかけて下げ幅を縮小し、前週末比191円安の25,771円で本日の取引を終了しました。
 

本日発表予定の海外経済指標等

  • 特にありません。  

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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