(注)全てを網羅しているわけではない。データは2022年中位推計、1月1日時点。
(出所)国際連合より野村證券投資情報部作成

多くの国と地域で人口減少が進む

 総務省によれば、日本の総人口は2008年に1億2808万人のピークを迎えました。少子化や高齢化の進行などによって、2011年以降人口減少が進んでいます。2021年の総人口は1億2,550万人と前年比0.51%減少し、減少幅は比較可能な1950年以降で過去最大となりました。今後は、世界でも人口が減少する国と地域が増加するとみられ、国連が発表した2022年人口推計によると、中国では2050年には2022年比7.6%減少、日本は同16.2%減少するとみられています。

米国の人口は増加傾向にある

 一方、国連の2022年人口推計では、インドの人口は2060年代半ばまで増加が予想されています。2023年には中国を抜き世界最大の人口大国となる見通しが示されています。また、多くの先進国で人口が減少する一方、米国の人口は2050年に3.8億人と、2022年比11%増加し、同時期の日本の人口の3.6倍(2022年は2.7倍)になるとみられます。世界人口が2080年代の104億人をピークに減少する中、米国の人口は2100年まで増加傾向にあります。

(野村證券投資情報部 岩崎 裕美)

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