本日の株式市場

 前週末、発表された米国7月雇用統計は労働市場の逼迫を示す結果となりました。FRBの利上げを後押しするとの見方が広がり米国長期金利が上昇したことから、米国株式市場では高PER株の下落が重石となりました。この流れを受け、ソフトバンクグループなどのグロース(成長)株が値を下げ、日経平均株価は前週末比125円安の28,050円で取引を開始しました。しかし、寄り付き直後28,047円と28,000円に近寄ると、押し目買いとみられる買いが下値を支え、下げ幅を縮小し上昇に転じました。そして、直近高値の6月9日終値28,246円付近では高値警戒感から上値は重く、午後に入り、本日の高値となる28,279円まで上げ幅を広げると、28,200円台で一進一退を続けました。日経平均株価は膠着を続け前週末比73円高の28,249円と、4営業日続伸で直近6月9日の終値を上回り、3月29日以来約4ヶ月ぶりの水準を回復して取引を終えました。

 スズキは前週末比+10.43%、バンダイナムコホールディングスは同+4.06%と好決算を手掛かりに上昇するなど、個別株の物色は活発でした。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点