本日の株式市場

 前日の米国株式市場は、欧州地域のインフレ高進や強い金融引き締めへの思惑が波及し、FRBによる積極的な金融引き締めが続くとの見方から米長期金利が3.6%台に上昇しました。これを嫌気し、主要3指数が揃って下落しました。日経平均株価は前日比247円安の27,440円で取引を開始し、前引けにかけて軟調に推移しました。米金利上昇への警戒感が強まる中で米国時間の21日にFOMCの結果発表を控え様子見姿勢が強く、後場は値幅60円と狭いレンジでの値動きとなり、前日比375円安の27,313円で取引を終了しました。

 東証プライム市場では、値上がり288銘柄に対し、値下がり1,491銘柄と8割超が下落しました。業種別では海運業、保険業、石油石炭製品、鉄鋼を除く29業種が下落しました。なお、為替市場では、日米金利差の拡大を意識した円売り米ドル買いが進み、一時、1米ドル=144円台を付けましたが、株式市場への影響は限定的でした。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国:FOMC結果、FRB経済見通し発表(22日3:00)
  • 米国:パウエルFRB議長記者会見(22日3:30)

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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