本日の株式市場

 前日の米国株式市場で、米国8月耐久財受注が前月比-0.2%と市場予想の同-0.3%を上回るなど、良好な経済統計の発表を受けて、FRBによる利上げが長期化するとの懸念が高まり、米長期金利が一時、4%に迫る水準まで上昇しました。また、欧州ガスパイプラインの破壊など異例の事態が起きたことも、先行き不透明感を高め、NYダウやS&P500指数が続落しました。この流れを受けて、本日の日経平均株価は前日比149円安の26,422円で寄り付きました。その後、米アップルが新型スマートフォンの増産計画を断念したと報じられると、ファナックなど関連銘柄を中心に前引けにかけて下げ幅を広げました。日経平均株価の下げ幅は一時、前日比630円超となり、26,000円を割込みました。本日は9月の権利付き最終売買日であることもあり、後場は押し目買いが相場を支え、26,000円近辺で推移し、前日比397円安の26,173円で取引を終えました。

 日経平均株価採用銘柄では、ファーストリテイリングやファナック、ソフトバンクグループといった値嵩株が相場を押し下げた一方、エーザイ、中外製薬などのディフェンシブ銘柄が相場を支えました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • (米国)8月中古住宅販売仮契約(前月比)
     前月:-1.0% 予想: ー

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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