本日の株式市場

 前日、英国中央銀行が市場秩序の回復を狙い、臨時措置として長期国債の無制限購入を発表し、欧米の長期金利は低下しました。米国株式主要3指数は揃って上昇しており、その流れを受け、本日の日経平均株価は前日比106円高の26,280円で寄り付きました。本日は、9月末の配当権利落ち日にあたり、日経平均株価は配当落ちによる影響で約220円程度押し下げられると試算される中、落ち分を埋め堅調な推移を続けました。英国財政への警戒はくすぶっており、英国ポンドの下落を受けて日経平均株価は一時前日比47円高の26,221円まで上げ幅を縮める場面もありました。その後は新規の材料に欠き、26,200円台から26,400円台での推移を続けました。引けにかけてはやや値を上げ、前日比248円高の26,422円で反発して取引を終えました。

 アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について最終段階の臨床試験で有効性を確認したと前日発表したエーザイは、前日比+13.56%と連日のストップ高でした。
 

本日発表予定の海外経済指標等

  • 特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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