本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比182円安の26,240円で取引を開始しました。前日に米長期金利が再度上昇したことにより、米国株式市場が軟調に推移したことが影響しました。また、米国株式市場引け後に、半導体大手のマイクロン・テクノロジーが発表した通期業績見通しは市場予想を下回ったことから、半導体関連が軟調となりました。

 寄付き後は、世界的な金融引き締めによる景気減速懸念が重石となり、日経平均株価は徐々に下げ幅を拡大しました。後場に入っても、期末ということもあり積極的な買いも入らず、さらに下げ幅を拡大し、下げ幅は一時前日比616円となる場面もありました。取引時間後半にやや下げ幅を縮小したものの、前日比484円安の25,937円と、7月1日以来、約3ヶ月ぶりに2,6000円を割り込んで取引を終えました。

 個別では、ファーストリテイリング、東京エレクトロンといった値嵩株の一角が下落し、この2銘柄で日経平均株価を約144円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

米国

 8月個人消費支出(前月比:%)
 前回実績:0.1 予想:0.2

 8月個人所得(前月比:%)
 前回実績:0.2 予想:0.3

 8月コアPCE価格指数(前年比:%)
 前回実績:4.6 予想:4.7

 9月シカゴ購買部協会PMI
 前回実績:52.2 予想:51.8

ユーロ圏

 9月消費者物価指数(前期比:%)
 前回実績:9.1 予想:9.7

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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