このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。

ナスダック市場: 時価総額上位銘柄ランキング

(注)データは2023年1月20日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

本日は第3位のアルファベット(A株)(A4987/GOOGL)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

まずは26週線奪回なるか注目

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(図1)同社の株価は2022年以降調整が続いていますが、今年1月に安値形成後、反発に転じ、13週移動平均線を回復しました。

この先まずは、 2022年高値形成以降、上値を押さえられてきた26週線(1月27日:99.64ドル)を奪回となるか注目です。同線を上にブレイクとなれば、これまでの調整相場が終了した可能性が考えられ、52週線(同:111.05ドル)に向けてさらなる戻しを試す動きが期待されます。

調整継続の場合は昨年11月安値などが下値メド

(図2)一方仮に調整継続となった場合は、2022年11月安値(83.34ドル)や2020年2月高値(76.53ドル)などが下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年1月27日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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