このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。

ナスダック市場: 時価総額上位銘柄ランキング

(注)データは2023年1月20日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

本日は第5位のエヌビディア(A2369/NVDA)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

下降トレンドラインや52週線を突破

当社は、世界トップクラスの半導体メーカーです。

(図1)当社の株価は、2021年11月に高値形成以降大幅調整となりましたが、2022年10月に2021年3月安値を下回る水準まで下落した後、反発に転じました。

今年に入り、2021年以降の下降トレンドラインや52週移動平均線(1月27日:178.13ドル)を上にブレイクしました。1年強に亘る調整相場が終了した可能性が高まり、2021年以降の下落幅に対する50%戻し(227.30ドル)などに向けて戻しを試す動きに弾みがつくと考えられます。

押しを入れた場合は13週線や26週線が下値メド

(図2)一方仮に再び調整となった場合は、まずは上向きの13週線(1月27日:163.37ドル)や、26週線(同:153.72ドル)が下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年1月27日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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ご投資にあたっての注意点