本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前週末比2円高の27,384円と、前週末からほぼ横ばいで取引を開始しました。前週末の米国株高を支えに、寄付き早々に前週末比103円高まで上昇幅を拡大しました。しかし、半導体関連株が伸び悩んだことで、日経平均株価は急速に上昇幅を縮小し、下落に転じる場面もありました。その後は再度上昇幅を拡大するなど、方向感に欠く展開となりました。、令和国民会議が政府・日銀の共同声明に関し、2%の物価目標を長期的な目標に据えることなどを提案したと伝わると、日銀が金融緩和政策の見直しをするとの思惑が広がり、為替市場で急激に円高ドル安が進んだことが日経平均株価の重石となりました。売り一巡後は、日経平均株価は再び上昇幅を縮小し、前日終値付近でもみ合いとなり、結局前週末比50円高の27,433円で、この日の取引を終えました。個別では、信越化学工業とファナックが上昇し、2銘柄で日経平均株価を約59円押し上げました。信越化学工業は26日引け後に、ファナックは27日引け後に決算と同時に株式分割を発表しており、材料視されたもようです。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点