本日の株式市場

前日の米国株式市場は、FOMCを受けて利上げのペースダウンと残りの利上げ回数が視野に入り、金利の不透明さが後退したことから、米主要3指数はハイテク株を中心に上昇しました。米ハイテク株の上昇が国内の高PERのグロース株や半導体関連銘柄の押し上げ要因となり、本日の日経平均株価は、前日比106円高の27,453円で取引を開始し、その直後に日中高値の27,472円を付けました。

ただ、米長期国債利回りの低下や、為替市場が円高ドル安となったことが、金融株や輸出関連株などへの重石となり、日経平均株価は前日比下落へと転じる場面もありました。アジア圏の株式市場でもハイテク株が堅調に推移したことが下支えたものの、日経平均株価は、前日比55円高の27,402円で取引を終了しました。他方、TOPIXは前日比-0.36%となり、全般的には方向感に乏しい1日の推移でした。

個別では前日引け後に決算を発表したキーエンスが2022年4-12月期純利益が同期間で過去最高となったことが好感され、前日比+1.98%となりました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 【ユーロ圏】ECB金融政策理事会・結果発表
      前回:2.50% 予想:3.00%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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