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19分前

【野村の朝解説】エヌビディア決算を前に様子見姿勢が強まる(5/29)

(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 28日の米国株式市場で主要3指数は揃って反落しました。前日に米国株が大幅高となった反動に加え、引け後のエヌビディアの決算発表を前に、投資家が様子見姿勢を強めたことなどが相場の重石になったと考えられます。この日に公表された5月6~7日開催分のFOMC議事要旨には、特にサプライズな内容はありませんでした。FRBは議事要旨で、今後の金融政策の判断にあたり、トランプ政権の関税政策の影響が明らかになるまでは「注意深く取り組むのが適切」であると、利下げに慎重な姿勢を示しています。 相場の注目点 NY市場28日引け後にエヌビディアが発表した2025年2-4月期の売上高、調整後EPS(1株当たり利益)は、いずれも市場予想を上回りました。一方、25年5-7月期の売上高見通しは市場予想並みの水準でした。ジェンスン・フアンCEOは発表資料で「エヌビディアのAIインフラに対する世界的な需要は非常に強い」とコメントし、対中輸出規制の影響により中国市場の先行き懸念が強まる中でも、更なる需要拡大に自信を示しました。決算を受けて同社株は時間外取引で上昇していることから、本日の東京市場は、半導体関連株などを中心に上昇してスタートする展開が予想されます。 本日のイベント 日本では5月消費者態度指数が発表されます。市場予想は31.8と、前月(31.2)から上昇するとみられています。一方、米国では25年1-3月期実質GDPの改定値が発表されるほか、ダラス連銀のローガン総裁が講演を行う予定です。また、ギャップやデル・テクノロジーズなどが25年2-4月期決算、コストコ・ホールセールが25年3-5月期決算を発表します。 (野村證券 投資情報部 岡本 佳佑) (注)データは日本時間2025年5月29日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点

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