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16:37

【野村の夕解説】日経平均は300円高 円安と値がさ株の上昇が支え(6/4)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 3日の米国における堅調な労働統計や半導体市場の成長見通しを受けた米国株高と円安進行を背景に、4日の日経平均株価は上昇して始まり、寄り付き後間もなく、この日の高値となる前日比+421円まで上昇しました。日経平均株価のけん引役は値がさ株で、ファーストリテイリングは3日引け後に発表された5月既存店売上高の前年同月比+13%が好感されたほか、アドバンテストなどの値がさの半導体関連株は3日発表のWSTS(世界半導体市場統計)で、AI関連を中心とする半導体市場の成長予測が追い風となりました。日本時間14:01に、米国で鉄鋼・アルミニウム製品への輸入関税が25%から50%に引き上げられたものの、株価への影響はみられませんでした。主要経済指標の発表が無く、38,000円を前に上値が重くなった後は横ばい圏の推移となり、終値は前日比300円高の37,747円となりました。個別銘柄では、豊田自動織機が前日比-11.92%と急落しました。3日引け後のトヨタグループによるTOBと株式非公開化の発表で、TOB価格が16,300円とされ、3日終値(18,400円)を下回っていたことから、同水準以下へと下落しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 4日、米国で5月のADP全米雇用レポートが発表されます。3日発表の4月雇用動態調査(JOLTS)でみられた米国労働市場の堅調さが、ADPでも確認できるか、結果が注目されます。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点

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