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33分前

【野村の夕解説】日経平均561円高、AI・半導体関連株が押し上げ(12/3)

(注)画像はイメージです。 本日の動き 3日の日経平均株価は、AI市場の成長を背景とする半導体市場拡大への期待から、AI関連株がけん引役となり、上昇しました。WSTS(世界半導体市場統計)が2日、AIデータセンター投資の急拡大を主因とした需要の高まりから、2026年の半導体市場規模が大幅に拡大するとの予測を公表しました。これを受け、業績拡大への期待が高まり、アドバンテストやソフトバンクグループ、イビデン、フジクラといったAI関連株が上昇しました。一方、日銀の追加利上げ観測の強まりから上昇が続いていた銀行株が反落しました。また、原発再稼働に関する材料が概ね織り込まれた電力株のほか、電鉄などの陸運業、小売業といった内需株が下落しました。後場に前述のAI関連株が一段と上げ幅を広げたことで、日経平均株価は前日比561円高の49,864円となりました。なお、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンの3銘柄で、日経平均株価を629円押し上げました。一方、TOPIXは前日比-0.20%と低調でした。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)日経平均株価のデータは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 3日、米国で11月ADP全米雇用レポートが公表されます。9日から始まる12月FOMCを前に、米労働市場の動向を確認するうえで注目が集まります。なお、政府閉鎖の影響で、11月雇用統計の公表は当初予定の5日から16日へ延期されています。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点

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