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01/16 16:21
【野村の夕解説】日経平均株価、上値重く伸び悩むも6営業日ぶりの反発(1/16)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 前日の米国市場で、振れ幅の大きなエネルギーと食品を除く12月コアCPI(消費者物価指数)の伸び率が市場予想を下回ったことを受け、長期金利は低下し、米国株主要3指数は揃って上昇しました。米国株高を受けて、本日の日経平均株価は前日比288円高の38,732円で取引を開始しました。米国市場でハイテク株や金融株が大幅上昇となった流れを受けて、東京エレクトロンやアドバンテストなど値がさの半導体株や証券株の上昇が指数を押し上げ、日経平均株価は寄り付き後も上げ幅を広げました。一時前日比487円高の38,932円と、心理的節目の39,000円に接近する場面もありました。一方、外為市場では、日銀の利上げ観測の強まりを背景に一時155円台前半まで円高米ドル安が進行しました。円高が重石となり、日経平均株価は勢いを失い、午後に入ると下げに転じる場面もありました。引けにかけては、台湾半導体受託製造大手のTSMCが決算発表で巨額の設備投資計画を示した事を受け、半導体関連株が急騰し、日経平均株価は前日比+128円の38,572円と6営業日ぶりに反発して取引を終えました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、12月ECB金融政策理事会議事要旨が公表されます。米国では、12月小売売上高が発表されます。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点
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01/16 08:26
【野村の朝解説】米CPIをうけNYダウ一時800ドル超高(1/16)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 15日の米国株式市場で主要3指数は揃って上昇しました。米国時間の朝方発表された米12月消費者物価(CPI)は、総合指数は概ね市場予想通りだったものの、変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数が前年比+3.2%と、伸びが前月の同+3.3%から小幅に鈍化し、市場予想も下回りました。FRBによる年内の利下げ期待が維持されたことから、米10年国債利回りは4.7%割れへと急低下し、NYダウは大幅続伸でのスタートとなりました。大手金融機関の第4四半期決算の内容が概ね良好だったことも相場の押し上げ要因となり、その後も上げ幅を拡大する展開となりました。 相場の注目点 市場の関心は今月20日の米大統領就任式と23-24日の日銀の金融政策決定会合、そして翌週28-29日のFOMCに集中しています。トランプ次期大統領は減税や移民規制、追加関税などの政策に強い意欲を示しており、特に追加関税については就任式直後にも方針公表・実施の運びとなる可能性が意識されています。もっとも、関税引き上げが段階的に実施されるとの期待から懸念は和らいでおり、また米PPIやCPIの下振れを受けて金利上昇圧力が一旦落ち着いたことからリスクオフは一服、VIX指数は続落しています。一方、15日の植田日銀総裁の発言を踏まえ、野村は次回利上げ予想を従来の25年3月会合から同年1月会合に変更しました。植田総裁は「来週の会合で利上げを行うか判断」、「(日銀)支店長会議では春闘について前向きな兆しが多かった」など、前日の氷見野副総裁と同趣旨の説明をしており、市場の1月利上げの織り込み度合いは7割強まで上昇しています。トランプ氏の大統領就任式前後の市場動向が安定していることを確認したうえでとなるものの、日銀が来週会合で利上げに踏み切る公算は高まっているとみられます。 (野村證券 投資情報部 引網 喬子) (注)データは日本時間2025年1月16日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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01/15 16:21
【野村の夕解説】朝高も下げに転じ、日経平均株価5営業日続落(1/15)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は前日比247円安の38,721円で取引を開始しました。前日のNYダウの上昇や円安・米ドル高を受け、寄り付き直後は上げ幅を広げ、一時同300円高となる場面もありました。しかし、米国による先端半導体の対中輸出規制強化があらためて報じられるなど、日経平均株価は寄与度の大きいアドバンテストの下落が重石となり、前日終値近辺で一進一退となりました。午後に入ると、前日の日銀氷見野副総裁に続いて、植田総裁が23、24日に開く金融政策決定会合で、「利上げを行うかどうか議論して判断する」と述べたと伝わりました。この発言を受けて、1月会合での利上げ観測が強まり円高・米ドル安が進みました。円高を受けて日経平均株価は下げ幅を広げ、一時前日比158円安の38,316円となりました。しかし、その後は下げ幅を縮め、結局同29円安の38,444円と5営業日続落して本日の取引を終えました。東証33業種別では、金利上昇による利ざや改善期待が強まり、銀行業が前日比+2.24%と上昇率のトップとなりました。一方で、アドバンテストは同ー3.54%となり1銘柄で日経平均株価を約88円押し下げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国では12月CPI(消費者物価指数)の発表が予定されています。また、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなど銀行大手の10ー12月期の決算発表も注目されています。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) ご投資にあたっての注意点
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01/15 08:41
【野村の朝解説】NYダウ上昇、米PPI受けてインフレ懸念緩和(1/15)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 14日の米国株式市場では、NYダウ及びS&P500が続伸した一方、ナスダック総合は5日続落となりました。朝方発表された2024年12月の米PPI(生産者物価指数)の前月比の伸びは市場予想を下回ったものの、米財政悪化などトランプ次期政権の政策への懸念は根強く、米10年国債利回りが上昇したことで株価の上値は抑えられました。 相場の注目点 本日の日本株は、15日発表の米12月CPI(消費者物価指数)、1月20日のトランプ次期大統領の就任式を控えた警戒感が相場の重石となりそうです。また、23~24日に日本銀行の金融政策決定会合、28~29日にFOMCを控えて、日米の金融政策の方向性を探る展開が予想されます。日本では、氷見野日銀副総裁が14日に行った記者会見で、経済・物価情勢の展望(展望リポート)の経済・物価見通しを基礎に「利上げを行うかどうか議論し、判断したい」と述べました。また、20日にトランプ氏の就任演説での内容を重視している旨の発言が繰り返し行われました。日銀は大統領就任式後の市場動向を確認した上で、利上げに踏み切る可能性が高まっていると野村ではみています。他方、米国では、18日からのブラックアウト期間(金融政策に対する公的な発言を自粛する期間)を前に、多くのFRB高官の講演が予定されています。FRB高官の景気やインフレに対する見解に加え、トランプ次期政権の政策をどの程度見通しに織り込んでいるかが注目されます。 本日のイベント 本日は米国で12月CPIや、1月NY連銀製造業景気指数が発表されます。 (野村證券 投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2025年1月15日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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01/14 18:00
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(1月第2週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2025年1月第2週(2025年1月3日~1月10日) 2025年1月月間(2024年12月31日~2025年1月10日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年12月31日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年1月10日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2025年1月第2週(2025年1月3日~1月10日) 2025年1月月間(2024年12月31日~2025年1月10日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年12月31日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年1月10日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2025年1月10日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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01/14 16:27
【野村の夕解説】米ハイテク株安を受けて、日経平均は大幅下落 716円安 (1/14)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 10日(金)の米国株式市場では、12月の非農業者部門雇用者数が市場予想を大幅に上回ったことによるFRBの利下げ観測後退を受けて、主要3指数が揃って大幅下落しました。13日(月)には、米政権がAI向け半導体に関する輸出規制の見直し案を公表したほか、サーバーラックの過熱問題などを背景に、エヌビディアの主要顧客が同社への注文を遅らせていると報じられました。これらを受けて、国内株式市場では、半導体関連株を中心に幅広い銘柄が下落しました。10:30に日銀の氷見野副総裁が経済懇談会で挨拶しました。追加利上げに関して、「政策委員の間で議論し、判断したい」と発言するに留めたことから、株式市場への影響は限定的でした。前日までの米国株式市場の動向により強く影響を受け、日経平均株価は前週末比179円安の39,010円で寄り付いた後、午前中にかけて下げ幅を拡大しました。その後は本日の安値圏で推移し、大引けは前週末比716円安の38,474円となりました。個別銘柄では、エヌビディアを主要取引先とするアドバンテストが前週末比-9.21%となり、1銘柄で日経平均株価を251円押し下げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日、米国ではカンザスシティー連銀シュミッド総裁、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の講演が予定されています。好調な米国景気を示す経済指標に対する、FRB高官の評価に注目が集まります。 (野村證券投資情報部 秋山 渉) ご投資にあたっての注意点
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01/14 08:18
【野村の朝解説】強い雇用統計受け米株・米債とも下落(1/14)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 10日の米金融市場では、12月の非農業部門雇用者数が前月比+25.6万人増と市場予想(同+16.5万人増)を上回り、失業率が4.1%へ低下する強い結果となったことから、10年国債利回りは4.76%へ上昇(価格は下落)、米国株式市場では主要3指数が揃って前日から1.5%以上下落しました。為替市場では米ドルが円を除くG10通貨に対して上昇しました。13日には、NYダウが反発、S&P500も引けにかけて値を戻し前日比ほぼ変わらずで引けた一方、ナスダック総合は続落しました。為替市場では米ドルが続伸する中で、クロス円の強さが目立っています。 相場の注目点 10日の市場の反応は、米国景気の堅調が背景であったとしても、長期金利の上昇に対する米国株式市場の警戒感が高いことを示しました。一方、長期金利の上昇余地も金利上昇に対する株価の耐性に左右されそうです。市場の利下げ観測は25年中の利下げが1回程度まで後退しました。FRB内では利下げペースの減速では概ね見解が一致しているものの、利下げ打ち止めまでには更なる根拠が必要だとの意見が見られます。14日に12月PPI、15日にCPI統計の発表が予定されており、市場ではインフレの鈍化傾向の停滞を示すと予想されています。加えて、今週は多くの地区連銀総裁の講演が予定されていることから、一連の経済指標に対するFRB高官の評価が注目されます。また、今週から大手金融機関を皮切りに24年10-12月期決算が本格的に始まります。 本日のイベント 本日は氷見野日銀副総裁の講演が予定されています。市場の利上げ期待が5割程度まで回復する中で、今後の政策運営に関してどのようなメッセージを発するのかが注目されます。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2025年1月14日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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01/13 09:00
【動画 3分チャート塾】シーズンⅢ:第4回 他にもある、騰落幅から導く計算値
「動画 3分チャート塾」は、株価チャートの見方を学びたい初心者から中級者の方向けの動画シリーズです。 今回は主に、「E計算値」「NT計算値」について、説明しています。 シーズン I:意外と知らないローソク足(全8回)ローソク足の基本の読み方や中長期的な相場の捉え方などについてわかりやすく解説していきます。シーズンII:相場の見方の強い味方、移動平均線(全9回)移動平均線の基礎や活用法についてわかりやすく解説していきます。シーズンIII:上値、下値のメドを探ろう(全10回)上値、下値メドの探り方についてわかりやすく解説していきます。シーズンIV:相場の過熱感を測るには?(全9回)オシレーター系指標についてわかりやすく解説していきます。シーズンV:トレンドラインを引いてみよう(全9回)トレンドラインについてわかりやすく解説していきます。 ご投資にあたっての注意点
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01/12 12:00
【銘柄特集】2024年12月IPO銘柄のパフォーマンス
2024年12月のIPO銘柄のパフォーマンスを紹介します。 12月IPO銘柄のパフォーマンス 12月4日 上場TMH(280A)市場区分:グロース事業内容:半導体製造装置部品の販売・修理サービス及び半導体製造装置の買取・売却支援 12月9日 上場インフォメティス(281A)市場区分:グロース事業内容:エナジー・インフォマティクス事業(エネルギー関連データを独自のAI で解析して省エネルギーと快適生活の実現をするスマート・リビングサービス、エネルギーの運用効率の最適化を実現するエネルギー・マネジメントサービス、エネルギーデータ等を利活用した新サービスの創出) 12月12日 上場ユカリア(286A)市場区分:グロース事業内容:医療法人の経営支援、高齢者施設の運営・紹介、コンタクトレンズの製造・販売等 12月13日 上場ラクサス・テクノロジーズ(288A)市場区分:グロース事業内容:ブランドバッグのサブスクリプション型シェアリング事業 12月17日 上場黒田グループ(287A)市場区分:スタンダード事業内容:・液晶ディスプレイ用印刷版、自動化設備、樹脂成形金型、HDD 用部品、電力・電設資材、アルミダイカスト製品の製造・販売およびプリント回路基板の設計・受託開発・エレクトロニクス業界および自動車業界への電子部品、電気材料等の販売 12月17日 上場リスキル(291A)市場区分:グロース事業内容:人材育成事業 12月18日 上場キオクシアホールディングス(285A)市場区分:プライム事業内容:メモリ及びSSD 等関連製品の開発・製造・販売事業等を営むグループ会社の経営戦略策定及び管理 12月19日 上場Synspective(290A)市場区分:グロース事業内容:小型SAR 衛星の開発・運用からSAR データの販売とソリューションの提供 12月19日 上場dely(299A)市場区分:グロース事業内容:「クラシル」、「クラシルリワード」をはじめとする複数のスマートフォンアプリ及びWebメディアの運営。そのほか、人材プラットフォーム事業及びクリエイターマネジメント事業の運営を行う 12月23日 上場令和アカウンティング・ホールディングス(296A)市場区分:グロース事業内容:上場会社を中心とする大企業に経理の日常業務、決算、連結、開示、M&A支援などを、高度な専門的知識を有した人材がチームで一気通貫のサポートを実施し、長期間継続した関係を構築 12月23日 上場日本オーエー研究所(5241)市場区分:ネクスト事業内容:システム開発及び関連サービス 12月25日 上場アルピコホールディングス(297A)市場区分:スタンダード事業内容:小売、運輸、観光の各事業を中心とした企業グループの企画、管理及び運営 12月25日 上場MIC(300A)市場区分:スタンダード事業内容:リテール販促における総合支援事業(業務改善コンサルティング、販促物の印刷/製造、フルフィルメント、システム開発、BPO、クリエイティブデザイン、フィールドサポート等) 12月26日 上場GVA TECH(298A)市場区分:グロース事業内容:リーガルテックサービスの開発・提供 12月26日 上場visumo(303A)市場区分:グロース事業内容:ビジュアルマーケティングプラットフォームの開発及びサービス提供 12月26日 上場フォルシア(304A)市場区分:グロース事業内容:膨大・複雑なデータから必要な情報を的確に探し出す検索テクノロジーを基にしたシステム開発・サービス提供並びにコンサルティング 12月27日 上場ビースタイルホールディングス(302A)市場区分:グロース事業内容:派遣・紹介事業、メディア事業、DX事業、その他事業を営むグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務 (注1)初値及び直近月末終値が公開価格に対して上回っているものは赤、下回っているものは青で表示。(注2)TOKYO PRO Marketの新規上場会社は含まれない。(注3)全てを網羅しているわけではない。(出所)日本取引所グループのウェブサイト、各新規上場会社の有価証券届出書等公表情報を基に野村證券作成 1月IPO銘柄の紹介 1月のIPO銘柄はありません。 (注1)TOKYO PRO Marketの新規上場会社は含まれない。(注2)全てを網羅しているわけではない。(注3)新規IPO銘柄は、前月末時点での予定。(出所)日本取引所グループのウェブサイト、各新規上場会社の有価証券届出書等公表情報をもとに野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点