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昨日 16:25
【野村の夕解説】日経平均株価・TOPIXともに、終値で史上最高値を更新(8/15)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 15日の日経平均株価は、日銀の利上げ観測を追い風に銀行セクターが市場をけん引し、終値ベースで8月13日につけた史上最高値を更新しました。寄り前に発表された2025年4-6月期の実質GDP1次速報値は、前期比年率+1.0%と5四半期連続のプラス成長となり、設備投資や輸出が堅調で日本経済が底堅く回復していることが示されました。これを受けて日経平均株価は反発して始まり、日銀が早期に追加利上げに踏み切るとの思惑から長期金利が上昇し、銀行株などの金融セクターが大幅高となりました。そのほか、素材株などの景気敏感株や旺盛なAI需要を背景にテクノロジー関連株も上昇し株価を押し上げました。日経平均株価は終日を通して上げ幅を拡大させ、大引けは前日比729円高となり、TOPIXとともに終値ベースで史上最高値を更新しました。個別銘柄では三菱UFJフィナンシャル・グループが前日比6%高となり、連日で株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。また、ソフトバンクグループが前日比6.4%高となり上場来高値を更新し、ファーストリテイリングと合わせた2社で日経平均株価を353円押し上げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 15日、米国では7月小売売上高や8月ミシガン大学消費者マインド速報値が発表されます。金融政策への影響が大きく、関税政策による米国経済への影響を確認するうえで注目が集まります。 (野村證券投資情報部 松田 知紗) ご投資にあたっての注意点
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昨日 12:00
【今週のチャート分析】日経平均史上最高値更新、2027年に5万円到達なるか
※画像はイメージです。 ※2025年8月14日(木)引け後の情報に基づき作成しています。 米利下げ期待で大幅高、13日に一時43,400円台に 今週の日経平均株価は、米国株が利下げ期待から上昇した影響もあり、大幅高で始まり史上最高値を更新しました。しかし、14日は円高・ドル安の進行やこれまでの大幅上昇に対する反動もあって反落となりました。 日足チャート(図1)を見ると、日経平均は8月4日にかけて押しを入れましたが、これまで何度も下支えとなってきた25日移動平均線前後から反発となりました。 そして、4~6月期決算を無難に通過したことや、米国の利下げ期待が高まって米国株が上昇したことも追い風となり、8月12日には昨年7月の高値を超えて史上最高値を更新しました。 今後は、7月24日~8月4日の下落幅を上に倍返しした水準(44,280円)や、心理的フシの45,000円台を目指す展開が予想されます。 一方で、8月13日高値(ザラバベース:43,451円)形成後は押しを入れる動きとなりました。さらなる下落となった場合は、これまで何度も下支えとなってきた25日線(8月14日:40,765円)が再び下値サポートとなるか注目です。 (注1)直近値は2025年8月14日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成 前回の中長期上昇トレンド参考なら2027年に5万円台に 日経平均株価は今年8月に史上最高値を更新しました。これらは、6月下旬に下降トレンドライン上抜けといった中長期上昇トレンド入りを示唆するシグナルが発出してから、約1ヶ月半の出来事でした(図2)。今回の大幅上昇を伴う史上最高値更新によって、今年4月の安値を起点とした中長期的な上昇トレンド入りの可能性が一層高まりました。 (注1)直近値は2025年8月14日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成 前回の中長期上昇局面(2022年3月~24年7月)では、約2年間で約1.7倍の上昇を見せました。この上昇局面を2025年4月の安値に当てはめて計算すると、2027年には5万円台に到達する可能性があります(図3)。 この1.7倍という上昇倍率は、過去の主な上昇局面と比較して特に突出して高いわけではありません。また、2015年高値以降、約3年ごとに高値を更新するというサイクル面で見ても、次の高値形成は2027年と試算されます。 (注1(注1)直近値は2025年8月14日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。 (注3)日柄は両端を含む。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成 ただし、前回の約2年の上昇トレンド中は、何度も3,000円を超える調整を経ながらの上昇となりました。今回も今後上昇一巡後は同様の調整を挟む可能性もあります。中長期上昇トレンドを前提とすれば、調整を吸収しながら基本的には2027年に向けて上昇が続くと考えられます。 (野村證券投資情報部 岩本 竜太郎) ご投資にあたっての注意点
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昨日 07:57
【野村の朝解説】インフレ観測再燃で利下げ期待が後退(8/15)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 14日の米国市場では、7月のPPI(生産者物価指数)が前月比+0.9%と、市場予想(同+0.2%)を大幅に上回り、約3年ぶりの高い伸びを記録したことから早期利下げ観測が後退し、国債利回りが上昇しました。米ドルは主要通貨に対して全面高となったものの、主要株価指数は前日比±0.05%以内と概ね横ばい圏で引けています。 相場の注目点 米国市場では2025年7月雇用統計発表以降、景気減速との見方から利下げ観測が急速に高まっています。先物金利を見ると25年9月FOMCでの0.25%ポイントの利下げが一時完全に織り込まれ、26年末までに3.00-3.25%への利下げが見込まれてる一方、主要な株価指数は過去最高値近辺で推移するなど、「いいとこ取り」の状態にあります。市場ではこのような状況は長くは続かないとの警戒感がある一方で、FOMO(Fear Of Missing Out:株高に乗り遅れることの恐怖)が喧伝されるなど、過熱感と共に株高は続くとの見方もあります。米国では8月21-23日の日程でジャクソンホール会合が開催され、22日にはパウエルFRB議長の講演が予定されています。パウエル議長が早期利下げに引き続き慎重な姿勢を示した場合、米国株は失望売りに見舞われる可能性がある一方、利下げに柔軟な姿勢を示せば一段高の可能性もあり注目されます。 本日のイベント 米国では7月の小売売上高、鉱工業生産と8月の消費者マインド速報値と注目度の高い経済指標の発表が予定されています。家計の購買意欲が回復していることを示す結果となれば、市場の利下げ観測は一段と後退する可能性があります。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2025年8月15日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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08/14 16:20
【野村の夕解説】円高進行と連騰の過熱感で、日経平均株価は625円下落(8/14)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は7営業日ぶりに反落となりました。背景には、ベッセント米財務長官が米国の利下げや日銀の利上げに言及したことを受け、日本の10年国債利回りの上昇などから外国為替市場で円高が進行した点が挙げられます。これにより、連日上昇し過熱感が意識されていたアドバンテストなどを中心に幅広い業種の株価が下落し、日経平均株価を押し下げました。その後は、42,600円台を中心に方向感に欠ける展開が続き、前日比625円安の42,649円で引けました。業種別では33業種中26業種が下落し、特に値がさ株や輸出関連株の下落が目立ちました。こうした中、ソフトバンクグループが7営業日連騰となり、上場来高値を更新しました。なお、本日は日本株式市場のみならず、中国本土、香港や台湾といったアジア主要市場でも株価が下落し、上昇基調が一服する一日となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国にて、7月生産者物価指数と新規失業保険申請件数の発表とアプライド・マテリアルズの決算発表が予定されています。特に、新規失業保険申請件数は7月米雇用統計で雇用情勢の悪化が示されたことから、注目です。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点
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08/14 08:28
【野村の朝解説】利下げ観測が一段と強まり、米国株は続伸(8/14)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 13日の米国株式市場で主要3指数は揃って続伸し、S&P500指数とナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新しました。ベッセント米財務長官がブルームバーグのインタビューで、政策金利は「(現在の水準より)1.5~1.75%ポイント低い水準にあるべき」や、「9月FOMCでの0.5%ポイントの利下げを皮切りに、一連の利下げ局面に入る可能性がある」との考えを示しました。この発言を受けて、早期利下げ観測が一段と強まり、米10年国債利回りは低下し、株価が上昇しました。 相場の注目点 13日の日経平均およびTOPIXは続伸し、ともに連日で過去最高値を更新しました。労働市場の軟化や、7月米消費者物価指数の上昇率が伸び悩んだことで、米国の早期利下げ観測が強まっており、ハイテク株高も相まって世界的な株価上昇につながっています。日本では、トランプ関税の悪影響が懸念された2025年4-6月期決算発表シーズンを無難に通過し、さらに日米貿易協議の合意を経て企業業績を巡る不透明感が薄れつつあることなどが、相場の追い風になっていると見られます。ただし、日経平均は13日まで6連騰し、その間に約3,000円上昇しており、短期的には過熱感が強まっています。目先は高値警戒感から利益確定の売りが出やすい局面である点に注意が必要です。 本日、日本では主要なイベントや経済指標の発表はありませんが、米国では7月生産者物価の発表やリッチモンド連銀のバーキン総裁の講演が予定されています。また、8月月初に発表された7月米雇用統計で米国の雇用情勢の悪化が示されたことから、毎週木曜日に発表される週間新規失業保険申請件数などの週次の雇用関連データにも市場の関心が集まると見られます。そのほか、英国では2025年4-6月期実質GDP(速報値)が発表される予定です。 (野村證券 投資情報部 岡本 佳佑) (注)データは日本時間2025年8月14日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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08/13 16:37
【野村の夕解説】日経、日経平均株価とTOPIX ともに連日の最高値更新(8/13)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 12日に発表された米国のインフレ指標の結果を受け米国の利下げ観測が強まり、市場心理が改善しました。これを受け本日の日経平均株は前日比372円高の43,090円で始まりました。外国為替市場では、12日15:30時点の1米ドル=148.20円前後の水準から147.70円程度の円高に止まり、株価は終日43,000円台の水準が続きました。業種別ではその他製品が上昇したほか、空運、非鉄金属、サービス、機械など幅広い業種が上昇しました。非鉄金属は、12日の米ハイテク株高を受け、AIデータセンター関連とされる電線株が連日の上昇をけん引しました。日経平均株価は一時733円高の43,451円まで上昇する場面もあり、終値は前日比556円高の43,274円となり、TOPIXは25ポイント高の3,091ポイントと、揃って12日に引き続き史上最高値を更新しました。個別株ではアドバンテストが上昇し、終値は前日比+5.42%となり1銘柄で日経平均株価を163円押し上げました。そのほか、良好な企業業績が好感され、ソニーグループや三菱重工業、サンリオなどが終値ベースで上場来高値を更新しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国で7月生産者物価指数が公表されます。関税の影響を確認するうえで注目が集まります。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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08/13 09:00
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(8月第2週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2025年8月第2週(2025年8月1日~8月8日) 2025年8月月間(2025年7月31日~8月8日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年8月8日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年8月8日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2025年8月第2週(2025年8月1日~8月8日) 2025年8月月間(2025年7月31日~8月8日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年8月8日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年8月8日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2025年8月8日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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08/13 08:06
【野村の朝解説】米株大幅高、米CPIで9月利下げ期待上昇(8/13)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 8月12日の米国株式市場では、主要3指数が揃って大幅高となりました。午前8時半発表の7月消費者物価指数(CPI)のエネルギーと食品を除くコア指数は、前月比+0.3%と市場予想に一致し、前年同月比では+3.1%と市場予想を上回りました。財の価格上昇は緩やかでしたが、航空運賃や医療サービスなどのサービス価格がコア指数の伸びに寄与しました。関税による物価上昇が概ね想定内であったことから、インフレ圧力への懸念が緩和し、FRBが9月会合で利下げに踏み切るとの観測が強まりました。NY主要3指数は揃って上昇して寄り付き、S&P500の全セクターが上昇して取引を終了しました。外国為替市場では、9月会合での利下げ期待の上昇を受けて、1米ドル=147円台後半まで円高ドル安が進みました。 相場の注目点 足元の米国株の好調は、事前の想定を上回る企業業績や、FRBの早期利下げ期待が背景にあります。S&P500構成企業の8割超が予想を上回る好決算を発表していますが、大手企業は価格引き上げでコストの増加分を吸収しようとしているように見受けられます。関税引き上げの影響はこれから本格化すると考えられますが、このような企業のコスト転嫁の動きが注目されます。今週の米国では14日の7月生産者物価指数(PPI)、15日の7月小売売上高など、金融政策への影響が大きく、関税の影響を確認するうえでも注目度の高い指標の発表が続きます。これらの経済指標の結果は21日-23日にジャクソンホールで開催されるFRBの年次総会に影響を与えると考えられます。パウエルFRB議長が講演で利下げに如何なる姿勢を示すのかが最大の焦点となります。野村證券では、FOMCが9月会合において0.25%ポイントの利下げを実施するとの予想に変更しました(従来は25年12月に0.25%ポイント) 。 (野村證券 投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2025年8月13日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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08/12 16:39
【野村の夕解説】日経、TOPIXともに最高値更新 企業業績の改善期待 (8/12)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 対日関税の上乗せ是正に向けた最終調整や、米中関税交渉が進展したことなどにより、米国の関税政策に対する懸念が後退し日米の企業業績への期待が高まりました。これらを受けて12日の日経平均株価は前営業日比277円高の42,098円で始まり、終日上昇基調が続きました。外国為替市場では前営業日の15:30時点の1米ドル=147.30円前後から、一時148.40円前後となりました。円安進行に加え、底堅い企業業績なども好感され、幅広い業種や銘柄が上昇しました。後場に入ると日経平均株価は、前営業日比1,179円高の42,999円まで上昇する場面もありましたが、心理的節目となる43,000円台に近付くと短期的な過熱感が強まり、また引けにかけては本日夜発表の米7月CPI(消費者物価指数)の結果を見極めようとする動きもみられました。日経平均株価の終値は前営業日比897円高の42,718円、TOPIXは同42ポイント高の3,066ポイントとなり、いずれもザラ場ベースの史上最高値を更新しました。個別株では、ソフトバンクグループ、アドバンテスト、ファーストリテイリングの3銘柄で日経平均株価を523円押し上げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国で7月のCPI(消費者物価指数)が発表されます。インフレ率が加速する場合、FRBの利下げ開始が遠のくとの見方が市場に広がる可能性があります。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点